まちジャム in 全生園

昨日(7月7日)、東京都東村山市にある国立ハンセン病療養所多磨全生園において、「まちジャムin全生園」が開催されました。

まちジャムは、2014年に東村山市で発足し、音楽でまちと人をつなぐため、市内各所でライブイベントを開催しています。

 

今回のイベントでは、Eテレのテレビ番組「にほんごであそぼ」に出演されているおおたか静流さんが、まちジャムのステージで歌ってくださいました。

静流さんと田川には、ハンセン病をとおしていただいた、ありがたいご縁があります。

 

静流さんは、瀬戸内にある国立ハンセン病療養所大島青松園でライブやワークショップをされるなど、ハンセン病に関する活動もされています。

そうしたことから、2016年11月に全生園に隣接する国立ハンセン病資料館で「ハンセン病 × ファッション × アート」展をファッションブランドtenboと共催した際、ご来場いただけないかとご案内をお送りしました。

静流さんは、突然のお誘いにも関わらず、資料館まで足を運んでくださり、展示をご覧くださったのでした。

 

また、2017年11月に、同じくハンセン病資料館で「じんけんのもり」展をハンドスタンプアートプロジェクトと共催した際にも、静流さんはご多忙のところわざわざご来場くださいました。

展覧会場では、毎日お越しくださっていた回復者のマキさんをご紹介することもでき、いつか園内で歌ってくださることを、お約束くださったのでした。

 

そして今回、まちジャム実行委員会の皆様が、静流さんがおっしゃったお言葉を実現してくださいました。

開催まで、どれだけ多くの困難があったか想像する時、まちジャムの皆様には、尊敬の念で胸がいっぱいになります。

こうして数々の尊いご縁を全生園や資料館でいただくことができたこと、心から感謝申し上げます。

 

これからも、田川は全生園と資料館に足を運び続けます。

1人でも多くの方にお喜びいただけるよう、力の限り取り組んでまいります。

 

※写真1枚目:まちジャムin全生園の打ち上げにて、ご出演のおおたか静流さん、中川五郎さん、小室等さんと。ご挨拶に伺い、ハンセン病をテーマに制作した作品をご覧いただきました。(撮影:樹よう子さん)

 

※写真2枚目:2017年11月に国立ハンセン病資料館で開催した「じんけんのもり」展にて。静流さんと、毎日会場に来てくださったマキさん。

 

(Peter and Joseph 深澤慎也)

 

#ハンセン病 #多磨全生園 #お食事処なごみ #まちジャム #東村山 #おおたか静流 #tenbo #ハンドスタンプアートプロジェクト #田川誠 #タガワマコト