ハンセン病に関する親と子のシンポジウム

2019年8月31日(土)、静岡市で「ハンセン病に関する親と子のシンポジウム」が開催されました。

 

国立ハンセン病療養所「駿河療養所」入所者自治会会長の小鹿美佐雄さんの基調講演をはじめ、静岡雙葉中学校、沼津商業高校、静岡大学の生徒・学生さんによる作文等の発表、映画「あん」の上映が行われました。

 

また、シンポジウムの最後には、映画「あん」で主演を務められた俳優の永瀬正敏さんと、ハンセン病問題に取り組まれているフリー記者の藪本雅子さんによるトークショーが行われました。

 

トークでは「あん」撮影中の秘話をお話しくださったり、藪本さんが家族訴訟をとおしてどのように思われているか永瀬さんに尋ねられたり、熱気に包まれる中、あっという間に時間は過ぎていきました。

 

そして、壇上から藪本さんが田川のことをご紹介くださいました。

 

実は、田川もこのシンポジウムに関わらせていただき、「じんけんのもり」という作品を、会場に展示させていただいたのです。

 

この「じんけんのもり」は、映画「あん」の撮影場所ともなった東京都東村山市にある国立ハンセン病療養所「多磨全生園」で、2017年に制作したものです。

 

作品の中には、病気や障がいと向き合う子どもたちの手形がコラージュされており、合わせて、ハンセン病回復者の方々の手形も多く使わせていただいています。

 

藪本さんは、このプロジェクトの主旨にご賛同くださり、既に手形を押してくださっています。

 

そして、今回、永瀬さんが手形を押してくださいました!

 

書いてくださったメッセージは、樹木希林さんが永瀬さんに向けておっしゃったお言葉とのことです。

 

どのようなエピソードでこのお言葉が出たのかは、近日中にYouTubeにアップされますので、どうぞお楽しみに!

 

永瀬さん、藪本さん、本当にありがとうございました。

 

(Peter and Joseph 深澤慎也)

 

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