liquitex

こんにちは。
田川誠です。
普段、こちらのページの更新はディレクターの深澤に任せておりますが、今回は僕が投稿をしたいと思います。

2021年8月9日に開催されるPray for Peace Collection 2021 in Nagasakiにおいて、このたび「平和のアート」を制作するにあたり、協賛いただく「リキテックス」をご紹介させていただきます。

リキテックスとは、アクリル絵の具の名称で、日本ではバニーコルアート株式会社さんが取り扱ってくださっています。
このたび、そのリキテックスにご協賛をいただけることになりました。
この場をお借りして、心から感謝申し上げます。

さて、ここからは、私たちとリキテックスとの出会いについて書かせていただきます。

私がはじめてリキテックスを手に取ったのは、高校3年の卒業制作の時です。
当時、長崎日大高校のデザイン美術科に通っていた私は、卒業制作にあたり長崎市浜町にある文具店「石丸文行堂」へ画材を探し求めに行きました。
画材売り場へと向かい、アクリル絵の具のメーカーがたくさんあることを知り、その中からリキテックスとめぐりあいました。
リキテックスは、当初のイメージとしてはすごくおしゃれなパッケージで、都会的な印象でした。

(のちに別の画材店に問い合わせた際に「リキテックス?そんな都会のものがあるわけがない」と言われたことがあり、当時は長崎でも非常に珍しいものでした。)

ドキドキしながら、「パーチメント」という「羊のなめし革」を思わせる色の絵の具を購入しました。
なぜこの色を選んだかというと、僕が卒業制作で制作していた作品は、「まよなかのできごと」という自作の絵本を題材にしそれを立体化するという作品でした。
その絵本を展示したのですが、その絵本から40匹ほどのうさぎが飛び出すというお話だったため、そのうさぎの置きものを制作し、このパーチメントでしあげたくて購入しました。

リキテックスをはじめて使った時の感動は、今でも忘れられません。
驚くほどの発色の良さと、うっとりするような塗り心地があったのです。
感動したのは、何より色の美しさが大きかったと思います。
そして、絵肌がとても均一でムラもなくきれいでした。
そして、そのリキテックスを使って、私は40匹のうさぎすべてに色を塗ることができました。

リキテックスとの出会いは、ここからはじまりました。

これが、1999年頃の話です。
それからもう20年以上、私たちはリキテックスを愛用し続けています。

だからこそ、この度のご協賛は、涙が出るほど嬉しく、身が引き締まる思いがあります。
心を込めて、平和のアートを描かせていただきます。

協賛:リキテックス

#liquitex #リキテックス